JAXA勝浦宇宙通信所

外房観光

JAXA勝浦宇宙通信所は、1968年2月、科学技術庁宇宙開発推進本部の「勝浦電波追跡所」として千葉県勝浦市に発足、旧宇宙開発事業団の設立とともにその一施設となりました。主な業務は、人工衛星の追跡と管制です。

基本情報

JAXA
勝浦宇宙通信所
人工衛星の追跡と管制
住所勝浦市芳賀 花立山1−14
電話0470-77-1601
営業時間10:00~17:00 
定休日年中無休
(臨時休業あり)
料金無料
駐車場あり(無料)
トイレあり
アクセスJR外房線勝浦駅からタクシーで15分

10名以上は事前に予約が必要
(見学希望日の6か月前から10日前までに)

案内係付き見学は事前に予約が必要
(見学希望日の6か月前から10日前までに)

徒歩による来所は不可

国道297号線の「武道大学野球場入口」の交差点を曲がります。

しばらく山道を進む。

JAXA勝浦宇宙通信所の看板が見えた。

この交差点を曲げってね。

山道をさらに進むと入口。

駐車場に車をとめます。(徒歩で行くことはできません)

直径20メートルのパラボナアンテナ

JAXA勝浦宇宙通信所の建物

JAXA勝浦宇宙通信所の立て看板

 勝浦宇宙通信所

 勝浦宇宙通信所は、1968(昭和43)年2月に「勝浦電波追跡所」として開設しました。主な業務は人工衛星の追跡と管制です。大きなパラボナアンテナを使い、人工衛星の位置や姿勢、積んでいる機器が正しく動いているかどうかを確認するためのデータを受信し、状況に応じて人工衛星にコマンド(指令)電波を送信し、人工衛星を維持管理する役割を果たしています。

<立て看板より>

直径20メートル、13メートル、11メートル、10メートルのパラボラアンテナが計4基設置されている。

展示室に入ると左手にある警備室で手続きを済ませます。

勝浦宇宙通信所展示マップ

第一展示室

第一展示室

入るとすぐ左手に静止気象衛星「ひまわり」の画像が写し出されていた。

勝浦宇宙通信所の地形模型

人工衛星の追跡管制

追跡管制所では、人工衛星の追跡管制として以下の作業を行っています。

  • 衛星内部の機器の動作状態を表すデータ(テレメトリデータ)の受信作業。
  • 電波が追跡管制所と衛星との間を往復する時間から、地球から衛星までの距離と、衛星が地球を       回るスピードを測るレンジング作業。
  • 衛星に異常が起こったり起こりそうな時、また衛星の通る(軌道)を修正したりする時に指令電波(コマンド)を発射する作業。

これらの作業により、常に衛星が正常に働くようにしています。

衛星を打ち上げるためのロケット

左から、スペースシャトル、ソユーズ、アリアンV

次の写真は宇宙食

国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションの機能は次の4つ

  • 地球軌道上の実験室
  • 製造施設
  • 長期観測施設
  • 組み立て施設

「きぼう」日本実験棟

国際宇宙ステーションは、各国が開発した実験モジュールや住居モジュールで成り立っています。

日本が開発した「きぼう」日本実験棟は、日本初の有人宇宙施設です。

パラボナアンテナのしくみ

日本の宇宙開発の歩み

勝浦宇宙通信所が見守る人工衛星

  • 先進レーダー衛星「だいち4号」
  • 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」
  • 温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」
  • 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」
  • 水循環変動観測衛星「しずく」
  • 気候変動観測衛星「しきさい」
  • ジオスペース探査衛星「あらせ」
  • 太陽観測衛星「ひので」

以上8つの衛星を見守っています。

第二展示室

次の写真は勝浦宇宙通信所の運用室の様子。

平成18年頃までは勝浦宇宙通信所で追跡管制設備を使って操作していたんだよ。

そこが現在の第二展示室。

当時使っていた設備が今も残されている。

ビデオの放映もある。

ロケットの模型

左から、H3ロケット

真中が、H-IIBロケット

右が、H-IIAロケット

はやぶさシュミレーター

はやぶさのミッションを体験しよう。

月周回衛星「かぐや」

月の起源と進化の解明及び月の利用可能性調査のためのデータを取得するとともに、月周回軌道への投入、月周回中の姿勢軌道制御技術、熱制御技術等の開発を行っている。

試験技術衛星V III型「きく8号」

移動体通信をもっと便利にする世界最大級の静止衛星。

技術試験衛星III型「きく4号」

日本初の三軸姿勢制御衛星。

海洋観測衛星1号「もも1号」

我が国初の地球観測衛星。

水循環変動観測衛星「しずく」

宇宙から地球を健康診断。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」

地球温暖化の監視役。

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」

大地にも、精密検査が必要。

このように色々な目的を持った衛星が打ち上げられています。

宇宙から地球を守るために衛星が利用されているんですね。

東京から近い勝浦の山で、人工衛星の追跡管制が行われているとは知りませんでした。

宇宙に関心のある子供たちに観てほしい施設です。

近くには、勝浦海中展望塔鵜原理想郷があります。

そちらもどうぞ。

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