伊弉子神社は茂原市渋谷にある由緒ある神社で、創建は945年と伝わります。国道128号線に面していますが境内はとても静かです。本殿は1865年に再建されたもので市指定有形文化財。境内西側の大モミジは市指定天然記念物。本殿や拝殿の彫刻も見応えがあります。
基本情報
伊弉子神社 | 旧村社 |
住所 | 茂原市渋谷557 |
電話 | 0475-34-3470 |
拝観料金 | 無料 |
拝観時間 | 自由 |
祭神 | 伊弉子姫命 (イサゴヒメノミコト)) |
創建 | 945年(天慶八年) |
御朱印 | なし |
祭礼 | 10月1日(例祭) |
駐車場 | なし(入口付近に2・3台) |
トイレ | なし |
アクセス | JR外房線本納駅から徒歩20分 JR外房線新茂原駅から徒歩25分 |
境内入口付近に車をとめます。
入口付近に止められない場合は、近くの渋谷青年館にとめよう。
青年館から神社まで徒歩1分です。
一の鳥居
一の鳥居は珍しい銅製で昭和41年の奉納。
立て看板
茂原市指定天然記念物
渋谷の大モミジ
所在地 茂原市渋谷五五七
昭和五十八年二月二十三日指定
モミジはカエデ科に属しカエデあるいはモミジと呼ばれている。この樹はイロハモミジ(別称・タカオモミジ)で、東北地方以西の山地に分布する。その特徴は、葉が五〜七指に深裂し、新枝の先に径三〜六センチメートルの三房状の花房をつける。
大モミジは伊弉子神社境内西側の高土手上にある。樹齢は明らかでないが、樹高約九・七メートル、目通幹囲約二・三メートルである。
通常のモミジは、幹が数多く分岐して傘の様に枝を広げることが多いが、この幹は分岐が少なく、真直ぐに天空に伸びており、大変珍しいものである。
茂原市指定有形文化財(建造物)
伊弉子神社 本殿
平成二十七年八月二十四日指定
地元では「いざごじんじゃ」と呼ばれている、天慶八年(九四五)創建と伝えられる由緒ある神社である。現存する本殿は、慶応元年(一八六五)に再建されたもので、造りは、一間社流造(いっけんしゃながれつ”くり)、屋根は切妻造(きりつ”まつ”くり)の構造をもつ。周囲には「孟宗(もうそう)・楊香(ようきょう)の図」等の彫刻が施され、江戸を代表する彫工、嶋村源蔵俊豊等の彫師たちによって手がけられた。彫刻に囲まれた堂字は、当地方において珍しく、本殿内に納められている棟札とともに大変貴重。棟札には、工事にあたった職人の名前の他、渋谷村周辺の民衆が村の繁栄等を願う内容も記載されており、興味深い。
平成二十七年十二月二十五日
茂原市教育委員会
<境内立て看板より>
二の鳥居
二の鳥居は昭和39年の奉納。
狛犬
狛犬の台座が大きい。
手水石
手水石は1808年の奉納。
拝殿
石灯籠は大正7年の奉納。
向拝の彫刻
木鼻
扁額
扁額の文字は読み取れません。
左側から見た本殿
横から見た本殿
本殿の扉に施された、孟宗・楊香の彫刻。
右側から見た本殿
大モミジ
珍しい名前の神社ですが、見所の多い神社でした。
近くに橘樹神社があります。
そちらもどうぞ。
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