大圓寺(大多喜町)

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大圓寺は夷隅郡大多喜町にある浄土宗の寺院です。大永二年(一五二二)正蓮社天譽存公上人による開山で、平成五年現本堂が再建されました。近くの夷隅川にかかる行徳橋に大多喜城主「本多忠勝」の銅像がある。

基本情報

大圓寺藤の花がきれい
住所夷隅郡大多喜町新丁174
電話
拝観料金無料
拝観時間自由
宗派/山号・寺号浄土宗/光明山・祇園院
本尊・寺宝石造阿弥陀如来立像
創建1522年(大永2年)
正蓮社天譽存公上人により開山
御朱印なし
駐車場あり
トイレなし
アクセスいすみ鉄道大多喜駅から
徒歩15分

本堂前が駐車場です。

本堂

祇園院と書かれた扁額

光明山 祇園院 大圓寺

阿弥陀如来立像は町指定文化財。

本堂裏の墓地

石造阿弥陀如来立像も町指定文化財。

大多喜メモリアル・ルートの立て看板

大多喜メモリアル・ルート
 光明山 祇園院
  大圓寺 浄土宗

 大圓寺は大永二年(一五二二)正蓮社天譽存公上人により開山。本多氏在城の頃焼失、元禄年間に再建され、本堂・庫裏なども整いっていたそうです。
 戦後、台風のため良玄寺のお堂が倒壊。時、養老院建設用地に大圓寺が上り、良玄寺境内に曳家して両寺のお堂とした。
 昭和の終わり頃より、お堂の分離再建の声が高まり、平成五年現本堂が再建されました。
 藤棚は町並整備によるもので五月の花は見事なものです。
 墓地の入り口には、寛文四年(一六六四)に造られた美しい石造阿弥陀如来立像があります。高さ一・四三メートルで、この石仏は、地方では珍しい江戸初期の優作で町指定の文化財になっています。
 また、「荘司起く」(しょうじきく)の碑が墓の上に建てられています。
起くは旧姓野々宮(ののみや)といって、明治期の著名な女流作家樋口一葉の友人でありました。一葉は起くの紹介で半井桃水(なからいとうすい)に小説の手ほどきを受けて、世に出たといわれています。
 起くは大多喜興業学校(大多喜女子高等学校の前身)の校長荘司しゅん太郎と結婚し、自らも教師として裁縫や家政を教え、明治四十三年しゅん太郎の没後、校長となってこの地方の女子教育のみならず宮城県女子師範等に奉職。大阪樟蔭高等女学校に在職中五十三歳で亡くなられました。
  平成二十九年十月
    大多喜町

<境内立て看板より>

近くに「本多忠勝」の銅像がある。

また、となりの「良玄寺」は「本多忠勝」の菩提寺です。

セットで廻るのがおすすめ。

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