一松神社

一松神社

一松神社は長生郡長生村一松にあります。創建は1088年と古く、現在の社殿は1741の造営で長生村指定文化財。1553年(天文3年)正月4日に始まったと伝えられる「お的式」が有名で、28枚の和紙を張り合わせて作った的に神主が弓を射り、一年間の豊作を占います。

基本情報

一松神社旧郷社
住所長生郡長生村一松丙916
電話0475-32-3238
(長生村観光協会)
拝観料金無料
拝観時間自由
祭神高皇産靈尊・神皇三靈尊
建御名方命
創建1088年
御朱印なし
祭礼10月1日(例祭)
駐車場なし
トイレなし
アクセスJR外房線上総一宮駅から
徒歩約30分

車でお越しの際は、参道右側の道路に路上駐車します。

一の鳥居

二の鳥居

参道はちょっと枯れた雰囲気。

境内末社

手水舎

狛犬

拝殿

向拝の彫刻

扁額には「郷社一松神社」と書かれている。

絵馬

絵馬には地引網の様子が描かれていますが、九十九里浜は地引網が盛んで今も行われている。

拝殿・幣殿・本殿

社殿について書かれた看板

長生村指定文化財
一松神社社殿
 第六天・諏訪両神の創建は寛治二年(一〇八八)と伝えられ、天正末期両社は合祀されたといわれる。
 建築様式は本殿と拝殿をつなぐ権現造りという。
 拝殿(千鳥破風)は慶長十九年(一六一四)十一月に再建したが、寛保元年(一七四一)九月、地頭内藤下総守大願主となり、神官狩野播磨守保信のとき、社殿を大工棟梁一松の長左衛門、屋根職棟梁江戸の市左衛門が造営に当った。
 本殿の屋根の棟には千木、堅魚木は古式の容姿をいかし、造営の背景は江戸時代の隆盛を誇りとした一松神社の繁栄がうかがえる。

長生村教育委員会

一松神社の神占い「御的神事」の的。


「御的神事」は天文3年(1534)正月4日から行われていて現在に至っている。

お的神事についての看板

長生村指定民俗文化財
一松神社御的神事 天文三年(一五三四)よりと伝える「お的」は今も正月四日正午より行われる。歩射形式で神の矢 早稲 中稲 晩稲の四本を射て その年の吉凶や豊凶を占う神事である。
 お祭に使う物は代々の家で作り持参する。紙は高塚の新右衛門殿。菰は中島の五郎兵衛殿。お備は向原の治浪右衛門殿、北中瀬の小新宅、中島の庄右衛門殿の三人が入で餅搗。的叺竹持参。弓矢は久手 新家が作り神酒 肴と持参。 的は畑中の氏子中が総出で七右衛門殿で作る。入山津の権兵衛殿と大根の重郎兵衛殿は神酒 肴 椀 折敷 莚も持参。
 当日は入りの内匠殿を筆頭に宮席ノイ面々参集し古式により厳粛に執り行われます。
長生村教育委員会

<境内立て看板より>

忠魂碑

伝統の「お的神事」は現在も行われています。

近くには、玉前神社南宮神社があります。

そちらもどうぞ。

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