岩船地蔵尊はいすみ市の風光明媚な岩船地区にあります。そのロケーションは素晴らしく「青い海」と「青い空」そしてリアス式海岸の絶景が楽しまます。また日本三岩船地蔵尊の一つで、地元住民から厚く信仰されています。
基本情報
岩船地蔵尊 | 日本三岩船地蔵尊の一つ |
住所 | いすみ市岩船2082 |
電話 | 0470-62-2811 |
営業日 | 毎日 |
休業日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | あり |
アクセス | JR外房線浪花駅から徒歩30分 |
国道128号線の「浪花駅入口」の交差点を東に曲がります。
しばらく走ると昭和の雰囲気が残る岩船港に出ます。
岩船港
この港に来るとなぜか懐かしい気分になります。
以前よく釣りに来た港で、釣り糸を垂れているとリフレッシュできます。
現在、コマセを使った釣りは禁止されているので守ってね。
岩船地蔵尊の駐車場
駐車場にはトイレが併設されています。
以前はトイレのすぐ裏まで波が打ちつけていましたが、現在は下の写真のように護岸堤ができています。
トイレの奥の景色
堤防の先端まで歩けるので、潮風を受けながら絶景が楽しめる。
堤防の外側でもよく釣りをしました。
波の音を聞きながら釣りに没頭しました。
かいず・メジナ・フグがよく釣れた。
岩船地蔵尊に戻ります。
「日本三岩船地蔵尊」と書かれています。
岩船地蔵尊由緒書き
いすみ市指定文化財
木造地蔵菩薩座像(岩船地蔵尊)一躯及び鋳銅ワニ口一口
昭和四十七年一月二十日
岩船地蔵尊は日本三岩船地蔵(下野岩船、越後岩船、上総岩船)の一つです。
昔、大和の国飛鳥の里、春日の宮に安置されていたものを、今からおよそ七百年前、第九十一代御宇多天皇の建治元年九月(一二七五年)、時の中納言藤原兼貞卿が深く感ずるところがあってご本尊及び七十五柱の霊神を奉じ、東国辺土遊航の途中、たまたま台風に遭い一同舟中で一心に尊像を念じたところ、不思議やしばらくして当浦(当時小千谷村)の釣師海岸に漂着した。
この時御本尊より多くの吉兆が現れ、無事上陸することができた。朝になり風波が静まると舟は大きな岩の舟と化して海上に浮び、また尊体安置を示唆する霊巌も同時に出現したので兼貞卿は、大いにその奇瑞に感じて里人と相談しここに堂字を建立したと伝えられています。
地蔵像はひのきの寄木造で、像高三十三センチ、膝ばり二十八センチ、台座及び光背は後補されているが室町期の作である。
また鋳銅ワニ口は、江戸初期の作である。長径三十八センチ、短径三十一センチ。この種のものは、県内においてもその数が少なく、形も比較的大きい。
平成二十八年十二月二十日
いすみ市教育委員会
<境内立て看板より>
700年以上もの間、地元の方から厚く信仰されています。
朱色のお堂が「青い空」に映えます。
堂字改築記念碑
竣工は昭和五十七年八月二十三日
お堂の周りをぐるりと一周できます。
「青い空」と「青い海」にお地蔵様もご機嫌。
関東百八地蔵尊第七十八番札所
向拝の彫刻
お堂の内部
彫刻は波が強調されている。
お堂の周りを歩いてみた。
椅子に座って海を眺めていたら、ルアーで「ふっこ」を釣った記憶がよみがえった。
その時の興奮した状況が鮮明に思い出された。
この眺めにうっとり。
以前はお堂の下まで波が打ちつけていましたが、今は護岸堤が造られ堤防の上を歩けます。
いつ来ても景色に見とれてしまいます。
次の写真はお堂の南側の様子で、美しい海岸とその先はママ岬。
ママ岬は人気の釣りスポット。
お堂の南側の海岸は大潮の干潮時には磯遊びができるよ。
岩船地蔵尊周辺に来ると、時間が止まっているような感覚になります。
海が好きな方、ぜひ遊びに来てね。
近くに、メキシコ記念塔があるので、そちらもどうぞ。
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