歓喜寺は長生郡睦沢町にあります。天台宗の寺院で、850年ごろ慈覚大師円仁が上総本納に創建したと伝えられる。1488年、土気城主酒井 定隆による七里法華の改革(土気城より七里内の寺院はすべて法華宗に改宗)で、睦沢町に移転した。江戸時代には徳川将軍から御朱印を拝領する由緒ある寺院だた。
基本情報
歓喜寺 | 新上総五番霊場 |
住所 | 長生郡睦沢町寺崎1932 |
電話 | 0475−44−0157 |
拝観料金 | 無料 |
拝観時間 | 自由 |
宗派/山号・寺号 | 天台宗/東光山無量院・歓喜寺 |
本尊・寺宝 | 阿弥陀如来・御朱印状 |
創建 | 850年頃・慈覚大師円仁 |
御朱印 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | あり |
御由緒
天台宗東光山歓喜寺
千葉県長生郡睦沢町寺崎一九三二
歓喜寺は、東光山無量院と号し、夷隅町荻原行元寺の客末寺で天台宗の小本寺である。伝えいうに人皇五十四代仁明天皇嘉祥二年(850)延暦寺座主円仁(慈覚大師)東国順化の途次上総に来り本納に仏堂を創立し本尊阿弥陀如来並びに観音勢至の両大士を安置す。しこうして当山中興第一世栄海法印の至り堂字全備するといえども数百年の星霜を経て第三十三世宗順代享保九年(1724)九月十三日火災にかかり、往古の伽藍はことごとく灰燼となった。
時の住職再建を企て享保十三年(1728)現在の当字を建立したものであります。
なを、当寺は御朱印地にて、慶安二年(1649)徳川家光以来累代の将軍から寺領十石の朱印状が下附され現在町重要文化財として残っている。
平成五年三月吉日
<立看板より>
歓喜寺の看板を曲がります。
境内入口
仁王門の奥に駐車場があるよ。
天台宗東光山歓喜寺
朱塗りの仁王門
極彩色の彫刻
門の天井には檀家の皆さんの家紋が描かれている。
仁王像
地蔵尊石像
令和5年に完成したばかりの石像です。以前は木造の地蔵尊(高さ6、4米)が建てられていましたが、老朽化のため石像に建て替えられました。
石段の両側に十二支の石像が置かれている。
手水舎
凝った造りです
本堂
新上総国三十三観音霊場 第五番札所
扁額
本堂の中にも極彩色の彫刻、本尊は阿弥陀如来。
檀信徒写経納受供養塔
鐘楼堂
観音様
観音様付近から見た本堂
本堂前から見た仁王門
駐車場の奥に休憩所とトイレがあります。
歓喜寺の境内にあった樹齢200年の根元で造られたテーブルです。
歓喜寺は歴史のある寺院でした。
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