熊野貴船神社は勝浦市墨名地区にあります。紀伊の忌部氏が、紀伊の熊野を勧請して創祀したと伝えられている。創建当初は海岸近くにありましたが、度重なる災害のため内地に移されました。現在海岸には朱色の浜鳥居が残されています。
基本情報
熊野貴船神社 | 旧村社 |
住所 | 勝浦市墨名134 |
電話 | 0470-73-0034 |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
御祭神 | 熊野加武呂命 (くまのかむろみのみこと) 伊太祁曽命(いたきそのみこと) 相殿 高龗神(たかおかみのかみ) |
創建 | 不詳 |
御朱印 | なし |
祭礼 | 9月敬老の日前の土曜・日曜 (例祭:勝浦大漁まつり) |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
アクセス | JR外房線勝浦駅から徒歩10分 |
神社専用の駐車場はないので路上駐車となります。
交通の邪魔にならないようにとめてね。
神社の由緒が書かれた立て看板
熊野神社
相殿 貴船神社 御由緒畧記
御創立
神武の御宇天富命勅命を奉じ四国の忌部(斎部)の裔を率いて東国沃穣の地を求め房総の地に到り麻穀を幡植せしめ開拓植民の地と定められ漁に優れたる紀伊の忌部の裔を別に招き狩漁の術を授けしめ給ふ紀伊の忌部郷土の守護神熊野大神木の種の神伊太祁曾の神の御分霊を奉遷し勝浦の地に移住狩漁の業を奨励し守護神と尊び墨名の里に祀る熊野神社の御創立の始めなりと傳ふ。貞観九年春部直黒土名の節婦ある時熊野大神の両神徳を再び祭祀奉幣をなすと見ゆ。村上天皇の御宇里人支族伊藤祐範なる者源頼朝公を恐悪することあり難を避け此の地に来り春部の家を主として貴船の神に武運弥栄を祈念し祀るを後熊野の社に相殿として合祀す。慶長年中元禄年中に海嘯あり社殿倒潰するを後再建す。宝暦十二年大岡出雲神忠光の所領となり社地免租せらる。明治四年御一心御改政に付社地上地す同四十一年元上地の山林譲与せらる。昭和二十年八月戦災により社殿炎上御神霊を奉遷難を避くも記録を消失せり直ちに社殿を復興するが昭和三十七年現社殿を建立す。
<境内立看板より>
急な階段を上る。
手水舎
狛犬
拝殿
扁額
向拝の彫刻
本殿
神輿蔵
境内社
神輿蔵
祠
現社殿はコンクリートで造られていて、一部のみ木造建築が残る。
墨名地区にある熊野貴船神社には、子供神輿がたくさんあるため神輿蔵が2つあるんですね。
墨名地区の大人神輿
立派なお神輿です。
勝浦大漁まつりは大事なイベントで、地元の皆が楽しみにしている。
勝浦は天富命が阿波の忌部族を率いて勝占忌部を設置しましたが、紀伊の忌部が漁業を発展させ開拓したところです。
紀伊の熊野を勧請してできた神社でした。
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