共栄・向山トンネル

共栄・向山トンネルは大多喜町にあります。素掘りの２層式のトンネルで、東側が「向山トンネル」、西側が「共栄トンネル」です。トンネル内は幻想的な雰囲気で、途中、出口が二手に分かれますが、上の穴には進めません。トンネルは狭いので、歩いて見学しよう。

基本情報

共栄・向山 トンネル	素掘り二層式トンネル
住所	夷隅郡大多喜町葛藤９３２
TEL	0470-80-1146 （大多喜町観光協会）
営業時間	自由
休業日	なし
料金	無料
駐車場１	県道８１号線沿いに 有料駐車場あり
駐車場２	トンネルを抜けた先の左側に 駐車スペースあり（無料）
トイレ	なし
アクセス	小湊鐵道養老渓谷駅から徒歩約30分

車でお越しの際は、養老渓谷釣堀センター付近に有料駐車場があります。

また、トンネルを抜けて養老川にかかる共栄橋を渡ると、左側にちょっとした駐車スペースもあるよ（無料）。

今回は無料の駐車スペースにとめて、歩いて見学します。

トンネルは一般車両も通るので、見学は注意してね。

東側の入り口には「向山トンネル」と書かれています。

西側の入口には「共栄トンネル」と書かれていて、１つのトンネルですが２つの名前がついています。

入口付近にある立て看板にはその理由が記されていた。

共栄・向山トンネル
　新旧２つのトンネルが不思議な２階建てを構成する全長１２５メートルの素掘りのトンネルです。奥に進むと、上下２つの出口が見えてきます。かつては、普通の素掘りのトンネルで、西側の上の出口が使用されていましたが、昭和４０年代に接続する道路への利便性をよくするため、トンネルの途中から道路を深く掘削して下の出口が新たに完成しました。完成後も上の出口は埋め戻されずに残ったことから、２つの出口ができたものです。
　また、このトンネルは、東側から９１メートルが『向山トンネル』、西側から３４メートルが『共栄トンネル』という名前になっており、１つのトンネルで２つの名前がついている、たいへん珍しいトンネルです。
＊　ご注意：この道路は、一般車両も通行します。トンネル内は、狭く見通しが悪い箇所もあるため、歩行者は充分注意して一列で歩いてください。

＜立て看板より＞

東側（向山側）から中に入ってみた。

最初の数メートルはコンクリートで補強されています。

すぐに素掘りのトンネルになった。

素掘りの部分は天井が高い。

後から新しいトンネルが掘り下げて造られたため。

トンネルの先の方に穴が２つ見える。

照明の灯りが緑色に見えて幻想的な雰囲気が味わえる。

上の穴が最初に造られたトンネル。

後から掘られたのが下のトンネル。

奇妙な光景です。

西側の出口に出た。

「共栄トンネル」と書かれている。

「向山・共栄トンネル」は２階建ての珍しいトンネルでした。

見学は歩いて行い、一般車両に注意してね。