妙福寺は夷隅郡大多喜町にある日蓮宗の寺院です。創建当時のことはわかりませんが、大永二年(1522)日明上人が中興開山となって日蓮宗に改宗。釈迦涅槃図は町指定文化財、また境内には宝暦十二年(1762)に建てられた宝篋印塔がある。
基本情報
妙福寺 | |
住所 | 夷隅郡大多喜町新丁125 |
電話 | 0470-82-3895 |
拝観料金 | 無料 |
拝観時間 | 自由 |
宗派/山号・寺号 | 日蓮宗/立光山 |
本尊・寺宝 | 釈迦涅槃図・宝篋印塔 |
創建 | 不詳 1522年日明上人が中興開山 日蓮宗に改宗 |
御朱印 | あり |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
アクセス | いすみ鉄道・大多喜駅から 徒歩15分 |
駐車場と子供用の遊具が整備されています。
山門
日蓮宗の寺院です。
本堂
本堂の向拝
向拝の彫刻
大多喜メモリアル・ルートの看板
大多喜メモリアル・ルート
妙福寺 日蓮宗
この寺は、伝えられるところによると、大永二年(一五二二)日明(にちみょう)上人が中興開山となって日蓮宗に改宗したといわれていますが、それ以前のことは明らかではありません。
天正十八年(一五九〇)本多忠勝大多喜入城当時には、城の南方にあたる梁沢(やなさわ)というところにあって「南の大寺」とも言われていましたが、江戸時代初期に今の地に移ったと伝えられています。
本多氏はじめ歴代城主の信仰・加護も篤く、慶長年間の本多忠朝(ただとも)書状・本多氏家臣岡市良左衛門らが寄進した釈迦涅槃図(しゃかねはんず)・元禄十六年(一七〇三)に入封した松平正久の書状など、城主との密接な関係を示す貴重な文化財も伝えられていて、いずれも町指定文化財になっています。
境内には、宝暦十二年(一七六二)に建てられた宝篋印塔(ほうきょういんとう)や、寛政十二年(一八〇〇)の碑文のある孝婦麻生リキの墓表の他、元禄年間の石仏なども見られます。
平成二年三月
大多喜町
<境内立て看板より>
宝篋印塔
宝篋印塔についての看板
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
表 南無妙法蓮華経日蓮大菩薩
裏 維時宝暦十二歳壬午十月十三日立之
立光山妙福寺十七世唯孝院日歓
高さ 二、〇六米
宝篋印塔は供養塔の一種で、宝篋印陀羅尼経を納めたところからこの名があるといわれ、この名称は鎌倉時代から行われ、五輪塔とならんで石塔の主流の一つとして流行した。
笠の四角に隅飾の突起があるが、古式には直立に近く、新しくなるにつれて、外側に大きく広がっている傾向がある。
この塔は全体的に細長く構成され、彫刻がやや過剰気味と言えるが、優れた技法で仕上げられており、江戸中期の石造文化財として貴重である。
立光山妙福寺住職 中山耀真
<境内立て看板より>
境内に子供用の遊具が整備されてる寺社を時々見ますが、妙福寺もその一つ。
ご近所さんとの良い関係が想像できますね。
そちらもどうぞ。
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