日月神社はいすみ市新田にあります。御祭神は大日孁貴神(おおひるめむちのみこと)と月夜見命
(つきよみのみこと)。1249年御厨台に創建、1596年現在地に奉遷。境内の奥には、いすみ市の天然記念物「ホルトノキ」が生育している。

基本情報
日月神社 | 旧村社 |
住所 | いすみ市新田790 |
電話 | 0470−62−9429 (宮司宅) |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
御祭神 | 大日孁貴神 (おおひるめむちのみこと) 月夜見命 (つきよみのみこと) |
創建 | 1249年御厨台に創建 1596年現在地に奉遷 |
御朱印 | あり (参道鳥居横の宮司宅) |
祭礼 | 9月23・24日 (大原はだか祭り) |
駐車場 | 駐車スペースあり |
トイレ | あり |
アクセス | いすみ鉄道西大原駅から 徒歩20分 |
日月神社入口は、新田川にかかる神橋が目印です。

みやもとはし(昭和46年9月竣工)

車は新田川と道路の間に駐車すると良い。

参道

鳥居(昭和21年の奉納)

急な階段が続く。

御神燈(1821年の奉納)


社殿が見えてきた。

狛犬(1849年の奉納)


御神木

1000年杉です。

手水舎

拝殿

向拝の彫刻

日月宮と書かれている。

御朱印は参道鳥居横の宮司宅(青トタン屋根)でいただける。

前もって連絡してね。
TEL 0470−62−9429

左側から見た社殿

お神輿を担ぐ守棒が社殿横に置かれている。
参道改築記念碑(昭和57年の奉納)

日月神社御由緒が書かれた看板

日月神社 御由緒
千葉県いすみ市新田(宮の台)790番地
◇御祭神 大日孁貴神(天照大御神)・月夜見命
◇御神徳 五穀豊穣・諸願成就・開運
◇御神木 千年杉
◇天然記念物 ホルトノキ(いすみ市指定有形文化財)
◇沿革 建長 元年(1249)御厨台(新田谷操田台)に創建 日の神を鎮祭
慶長 元年(1596)現在地(宮の台)に奉遷 月夜見尊を合祀
慶安 3年(1650)本殿造営(現在の内殿)
文政 8年(1825)社殿造営(現在の宮殿)
大正13年(1924)日枝神社(山王社)造営
昭和 8年(1933)御神輿・神輿倉・境内御手洗舎・手洗石新築
御遷宮式・同記念碑建立
昭和45年(1970)鳥居修築工事(柱・基石)
昭和46年(1971)社殿屋根瓦葺替工事
昭和47年(1972)御遷宮式
昭和57年(1982)表参道石段改修・裏参道拡幅・駐車場設置工事
同記念碑建立
昭和58年(1983)御遷宮式
昭和59年(1984)神輿蔵屋根瓦葺工事
昭和61年(1986)裏参道・駐車場舗装工事
平成 元年(1989)内殿改修工事
平成14年(2002)鳥居修築工事(柱・屋根)
平成29年(2017)御神輿奉納
平成30年(2018)御遷宮式
令和 3年(2021)日枝神社新築工事・遷座祭
◇建築様式 社殿(唐破風入母屋造)・本殿(流造)・鳥居(明神造)
◇年中行事 新年祭(1月1日) 祈年祭(3月13日) 大祓(6月30日)
秋季例祭(9月23・24日) 献穀祭(11月23日)
大祓(12月31日)
<境内立看板より>
山王社(さんのうしゃ)

◇御祭神 大山咋神(おおやまくいのかみ)
◇御利益 農業振興・厄難除
稲荷社(いなりしゃ)

◇御祭神 倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
◇御利益 五穀豊穣・商売繁盛
神輿倉

日月神社のお神輿は、大原の中でも大きなお神輿でしたが、担ぎ手の減少のため一回り小さなお神輿を作りました。
大原の他の神社も大抵はお神輿を2基所有していますが、現在は小さいお神輿で渡御をお行います。
日月神社の御神輿
風神社(ふうじんじゃ)

◇御祭神 級長戸辺命(しなとべのみこと)
◇御利益 農業守護・防災
社殿の奥に、いすみ市の天然記念物「ホルトノキ」がある。

「ホルトノキ」の説明文が書かれた看板

いすみ市指定天然記念物
日月神社のホルトノキ
平成25年5月24日指定
ホルトノキは本州から沖縄にかけて、沿海地の林内に生育する常緑高木である。千葉県以西に分布し、県内では清澄・愛宕山系以南の南部に多く見られる。
日月神社のホルトノキは、神社境内のスギに囲まれた林内に生育している。根元から二株に分かれる双幹で、幹周はそれぞれ3.55mと、3m、樹高は23mほどである。東西24.5m、南北22.7mの枝張りがある。根元は、波打ちながら板状に肥大している板根が発達しているため、特異な樹形となっており、立ち姿は壮観である。樹齢は200年以上と推定される。
樹冠下には、種子から発芽、成長したと思われる幼木を多く確認することができ、樹勢は良好である。板根の周囲は、アリドオシやベニシダなどが多く生育し、暖温帯性植生の様相を呈している。
いすみ市内のホルトノキは、散見されるが数は少なく、千葉県内における分布については、北限に近いと言える。このような中、日月神社のホルトノキは、双幹の大木に成長しており、また板根の発達が著しいという点で、きわめて貴重である。
平成26年3月25日 いすみ市教育委員会
<境内立看板より>
天王社・地震社

天王社(てんのうしゃ)
◇御祭神 牛頭天王(ごずてんのう)
◇御利益 疫病退散
地震社(じしんしゃ)
◇御利益 建御雷神(たけみかつ”ちのかみ)
◇御利益 地震制御
記念碑(昭和8年の奉納)

昭和8年には、御神輿・神輿倉・境内御手洗舎・手洗石が新調され、御遷宮式が行われました。
見所の多い日月神社でした。
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