沖ノ島は館山湾の南端に位置している島で、以前は500m沖合いにあったが、関東大震災による隆起などで、現在は陸続きになっています。南房総国定公園の指定を受けている自然環境区域で、ヤブニッケイ、タブノキなどの照葉樹や、ソテツ、シュロ、カイコウズなどの植物が自生しているネイチャーアイランドです。友人や家族で自然と触れ合えます。
沖の島の周囲は1km弱、島までは200m程の砂浜(夏は海水浴場)が広がり、歩いて渡れる無人島です。
基本情報
沖ノ島 | 南房総国定公園の一つ |
住所 | 館山市富士見地先 |
TEL | 0470-22-3346(館山市観光みなと課) |
営業時間 | 自由 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(護岸・無料) |
トイレ | 護岸に簡易トイレあり 島内に一つあり (トイレットペーパー持参) |
アクセス1 | JR館山駅東口で日東バス 「館山航空隊」行き終点下車・徒歩20分 |
アクセス2 | JR館山駅西口タクシー約10分 |
- 駐車スペース及び護岸部分でのバーベキュー、テントの設営等は禁止。
- 島の中でも火気は使用禁止。
- 島内に水道はありません。
- ゴミは持ち帰ろう。
専用の駐車場はありませんが、護岸付近に駐車スペース(無料)があるので安心。
島の中央から遊歩道が整備されていますが、今回は島の右側(東側)から探索してみます。
館山湾は「鏡ヶ浦」とも呼ばれていて普段は穏やかです。
海水の透明度も高く、夏は海水浴場としても人気のスポット。
島の北側には磯がある。
海の生き物と出会えるといいね。
危険な場所は気を付けて遊ぼう。
北側エリアの中ほどに小さな砂浜がある。
ウインドを楽しむカップルもいる。
砂浜の片隅にハマヒルガオが咲いていた。
やはり沖ノ島は温暖な気候なんですね。
小さな砂浜から島の中心部に行ける遊歩道があるので行ってみた。
少し歩くと草木が生い茂っている森に出る。
海岸動植物が共存するネイチャーアイランドと呼ばれる由縁ですね。
島の中央部にあずまやとトイレがある。
トイレには備え付けのトイレットペーパーがないので持参しよう。
あずまやから宇賀明神に行ける。
「であい伝説」の看板
であい伝説
沖の島は、関東大震災(大正12年9月1日)により隆起したことで東入り口側が浅瀬になった。
昔から、春になるとイワシの群れが島を囲み深紅に海を染めたと言う。伝説によれば、宇賀明神の白蛇と深紅の鰯の出逢・生愛が幸せを呼ぶスポットとして、今も語り継がれている。
<立て看板より>
宇賀明神の一の鳥居
二の鳥居
沖ノ島宇賀明神由来記
沖ノ島宇賀明神由来記
宇賀明神は嘉保3年〜康和元年(1096年〜1099年)安房守として赴任した安房國司、源親元卿が地域産業の発展を願い、嘉保3年(1096年)倉稲魂(うかのみたま)の神を勧請し鷹の島の弁財天と共に建立しました。
倉稲魂(うかのみたま)の神は稲作の神、農業神とされるほか漁業神、商業神、福神として平安時代以降、絶えること無く人々の厚い信仰を受けてきました。あらゆる産業の神様です。一説によると宇賀明神の宇賀は「ながー」と同じであるとされ、「ながー」は蛇のことで宇賀は「白い蛇」とも言われています。2000年12月17日沖ノ島宇賀明神再建委員会にて再建され落成法要が執り行われ現在に到りました。
再建委員会は保存委員会となり以後毎年12月第3日曜日を例祭日と定め益々の豊漁と家内安全さらには館山市の発展を祈っています。
平成17年正月吉日
沖ノ島宇賀明神保存委員会
<立て看板より>
宇賀明神の社殿
参拝を終え、島の西側を目指します。
少し歩くと「洞窟入口」の看板。
すぐに島の西側に出ます。
洞窟
もとは海底であった沖ノ島の地層がはっきりとわかります。
この洞窟は全長10m程で昭和のはじめ日本が戦争をしていた頃の遺構です。
館山は東京湾の入り口にある為、軍事的に重要な場所で、沖ノ島は見張りの場所として使われていました。
洞窟の内部には小さな部屋があります。
洞窟の先は岸壁。
さらに西に進みます。
磯に出た。
潮が引くと磯あそびができる。
また、貝殻が拾えるポイントです。
沖ノ島を一通り満喫したので遊歩道を戻ります。
西側の砂浜からは洲崎が見えるよ。
沖ノ島でリフレッシュしてみてはいかがですか?
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