最明寺(御宿)

最明寺(御宿)

最明寺は御宿町にある天台宗の寺院です。創建は822年と古く、鎌倉幕府五代執権を務めた北条時頼公が1263年頃に諸国巡礼の折に宿をとったと伝えられています。本堂の裏山(岩井山)には、観音堂や三峰神社があり山頂の展望台からの眺めは素晴らしい。

基本情報

最明寺新上総三十三観音霊場七番札所
住所御宿町須賀668
電話0470−68−2881
拝観料金無料
拝観時間自由
宗派/山号・寺号天台宗/岩井山
本尊・寺宝阿弥陀三尊
向拝の獅子頭、象鼻の彫刻
夫婦銀杏
創建弘仁13年(822)
御朱印なし
駐車場あり(無料)
トイレなし
アクセスJR外房線・御宿駅から徒歩10分

御宿町の国道128号線にあるセブンイレブンと太陽不動産の交差点を曲がります。JR外房線の高架橋を抜けると最明寺の入口に出ます。外房線に沿って進むと駐車場に行けます。

駐車場

境内入口

お地蔵様

手水舎

本堂

本堂は1839年に大修理される。

獅子頭と象鼻

木鼻の彫刻は御宿町指定文化財。

御宿町指定文化財
 獅子頭、象鼻の彫刻(波の伊八作)
  平成九年一月二十七日指定

 この飾り彫刻は、鴨川市(旧西条村打墨)出身の著名な彫工、武志伊八郎信由(通称波の伊八)の制作に夜ものである。
 最明寺の新築工事に際し、向拝の柱にはめ込んであった獅子頭、象鼻の彫刻を外したところ束の部分に、武志伊八郎信由と墨書されてあったことから彫工名が判明したものである。
 制作年代は、最明寺の旧本堂建築(寛政十年)の頃と考えられる。
   平成九年十一月
      御宿町教育委員会

<立看板より>

天井画と欄間彫刻

天井には家紋が描かれている。

北条時頼公句碑

時頼公は山頂に登り歌を詠みました。

「御宿せし そのときよりと ひととはば 網代の海に 夕影の松」

「御宿(みやど)せし」がこの地の町名になったと伝えられている。

本堂の左側奥に洞窟らしきものを発見。近くまで行ってみると「大日洞」と書かれている。

大日洞入口

中に入って見ます。

照明があるので安心。

突き当たりまで行くと、大日如来がある。

大日洞は鎌倉時代の遺跡です。

鐘楼堂

鐘楼堂の隣にはユニークな休憩所がある。

夫婦銀杏

夫婦銀杏二株は御宿町指定文化財で天然記念物。

銀杏の横の石段を登ると観音堂や展望台にいける。

足元に注意してね。

途中休憩できるので一休み。

さらに登ると観音堂に出た。

新上総三十三観音霊場七番札所で、御宿町指定有形文化財の「木造傳祐上人坐像」が安置されている。

浄心石(ジャスパー)

手のひらを石に当てて
「正直で素直な心になりますように」と声に出して7回念じます。

観音堂前からの眺め

さらに上を目指します。

急な石段の先に鳥居が見えた。

三峰神社です。

明治九年の創建。

鳥居の右側に展望台に通じる道がある。

木道が整備されていて自然を楽しめる。

展望台

展望台からの眺め

街並みと網代湾が良く見える。

見所の多い最明寺です。

ぜひ一度足を運んでください。

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