菅原神社は勝浦市大楠の静かな田園地帯に鎮座しています。元和元年(1615年)、当区の向小羽戸天神塚より移転されましたが、幾度かの災害で損壊しました。現在の社殿は、嘉永二年(1849年)に茅葺きで新築再興され、昭和十三年(1938年)に一部改修と同時に瓦葺きとなりました。
基本情報
菅原神社 | 旧村社 |
住所 | 勝浦市大楠476 |
電話 | なし |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
御祭神 | 菅原道真 |
創建 | 1615年(元和元年) |
御朱印 | なし |
祭礼 | 10月上旬(例祭) |
駐車場 | 入口付近に数台 |
トイレ | なし |
アクセス | JR外房線勝浦駅から徒歩1時間 |
菅原神社は田園地帯にあり、初めて行く方にはわかりにくいと思うので詳しく案内します。
県道82号線と国道297号線を結ぶ途中にあります。
田んぼの中を進むよ。
道幅は狭いので大きな車は避けよう。
鳥居をくぐり石垣沿いに駐車します。
数台とめれます。
鳥居
境内入口と御神木
狛犬
手水舎
拝殿
向拝の彫刻
江戸浅草神田住、島村家八代目、嶋村俊正の作。
天満宮と書かれた扁額
木鼻
正面羽目板
左側から見た拝殿
社殿左右の羽目板
脇障子
本殿の裏側
背面中央間欄間には房州住、後藤傳吉郎の作。
社殿には彫刻がびっしり施されている。
拝殿と幣殿は勝浦市指定文化財。
祠と石碑
神社の沿革が書かれた看板
大楠菅原神社 沿革
本神社は、元和元年(一六一五年)に当区の向小羽戸天神塚より移転建立されたといわれていますが、宝暦四年(一七五四年)五月、火災の為焼失、二年後の宝暦六年(一七五六年)九月に再建されたと伝えられて庵ます。
その後、年代及び原因不明の被災で大破損壊し、現在の社殿は、嘉永二年(一八四九年)に茅葺きで新築再興され、約九十年後の昭和十三年(一九三八年)に一部改修と同時に瓦葺きとなり今に至る。
建物の構造は拝殿が桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造り、正面千鳥破風付、向拝一間、軒唐破風付、桟瓦葺き、幣殿は、桁行二間、梁間二間、一重、一端、拝殿に接続、他端入母屋造り、桟瓦葺き、宮殿においては、一間社流造り、こけら葺きで宝暦六年(一七五六年)再建時の物と思われます。
また、社殿全体に豊富な彫刻が施され、拝殿向拝中備には、江戸浅草神田住、島村家八代目、嶋村俊正、背面中央間欄間には房州住、後藤傳吉郎住兼、それぞれの刻銘が確認されている。
<境内立て看板より>
スダジイ
境内には巨木が何本かある。
とても静かな環境にあり、風の音を聞きながら、ゆっくりと時が流れます。
近くに、勝浦つるんつるん温泉や吉野酒造があります。
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