瀧口神社はいすみ市深堀にあります。御祭神は豊玉彦命で、1734(享保19)年に正一位を受領。創建は850年(嘉祥三年)で、当初は海の近くに鎮座していたが、津波にあって現在の地に遷座。現在も東海地区の「おやがみ様」として信仰されている。

基本情報
瀧口神社 | 旧村社 1734(享保19)年に正一位 |
住所 | いすみ市深堀737 |
電話 | なし |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
御祭神 | 豊玉彦命 |
創建 | 850年(嘉祥三年) |
御朱印 | なし |
祭礼 | 9月23・24日 (大原はだか祭り) |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
アクセス | いすみ鉄道西大原駅から 徒歩10分 |
神社入口付近に駐車スペースがある。

社号標

1734(享保19)年に正一位を受領。
深堀氏碑

町指定有形文化財の「木造神将立像」についての説明書

町指定有形文化財
木造神将立像 一軀
(もくぞうしんしょうりゅうぞう)
昭和四十八年六月十五日指定
所在 大原町深堀七三七
所有・伝承 滝口神社
この像は、ヒノキの寄木造で、全高九十二センチ、肩幅三十センチ、頭高二十一センチ。頭部顔面は非常に写実的。彫眼で伏目にあらわされ、技巧もよい。衣紋は深く刻まれていて流麗。左右の手は欠けているが、藤原末期の特長がよく表現されている。中央の名工の作と思われるが、縁起等は全くわかっていない。
平成十五年十二月十二日
大原町教育委員会
<境内立看板より>
町指定有形民族文化財「地引絵馬」についての説明書

町指定有形民族文化財
地引絵馬(じびきえま)
昭和四十七年一月二十日指定
大原町深堀七三七
滝口神社
江戸末期から明治の初めにかけて、南総四ヶ浦(和泉浦、江場土浦、日在浦、塩田浦)地引網は、九十九里をしのぐものがありました。
そのころ江場土(岬町)仁寿堂から出版された「船方往来」(寺小屋の教科書)には、そのありさまが次のように記されています。
「カモメのつきようにより魚の寄場を見定め、招旗を揚げ、綱をおろし、真網(右網)、逆網(左網)二行に分かれ、汀に漕ぎつく。その時、婦女は大環をにぎり、中のイワシをかつぎ運ぶ。その魚、一時、銀山の堆をなす。」
この絵馬は、弘化三年(一八四六年)深堀村若者中が奉納したもので、その状況がよく描写されています。
平成九年八月二十九日
大原町教育委員会
<境内立看板より>
鳥居

社務所(令和4年に改築)

参道の右側の巨木

巨木の下の御神燈

正一位 瀧口大明神

参道

狛犬(大正6年の奉納)


手水舎

神輿修理記念碑

拝殿

破風と屋根

向拝の彫刻

「正一位 瀧口大神」の扁額

境内社

二柱神社・八坂神社・茂神神社の3社

二柱神社の御祭神は「大己貴命」と「事代主尊」
八坂神社の御祭神は「須佐之男命」
茂神神社の御祭神は「少彦名命」
左側から見た社殿

社殿新築記念碑(平成27年)

境内は手入れが行き届き気持ちよく参拝できます。
歴史のある神社でした。
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