鶴谷八幡宮は館山市にある安房国総社です。御祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の3柱です。毎年9月敬老の日の前の週末の土日に行われる国司祭(やわたんまち)では、近隣の神社から、神輿・山車・お船が繰り出されます。千年年以上の伝統を誇るこのお祭りは千葉県無形民族文化財に指定されています。
鶴谷八幡宮 | 安房国総社・旧県社 |
住所 | 館山市八幡68 |
電話 | 0470-22-1258 |
拝観料金 | 無料 |
拝観時間 | 自由 |
祭神 | 品陀和気命(応神天皇) 帯中津彦命(仲哀天皇) 息長帯姫命(神功皇后) |
創建 | 平安時代初期府中に総社として 創建、鎌倉時代に八幡宮に改称 し現在地に遷座 |
御朱印 | あり(社務所) |
祭礼 | 例大祭(国司祭) 通称「やわたんまち」 9月敬老の日の前の週の土日 |
駐車場 | あり(参道右側) |
トイレ | あり(境内右側の通り沿い) |
アクセス | JR内房線立山駅より徒歩17分 |
駐車場は参道の右側にあります。
一の鳥居
参道を進むと左側に石碑がある。
日露戦争記念碑
二の鳥居
二の鳥居の先左側に「水田三喜男」の銅像がある。
水田三喜男は鴨川市生まれの政治家で、第65代〜66代、第71代〜第72代、第75代の大蔵大臣を務めた。
狛犬
狛犬は館山市長須賀の石工「鈴木伊三郎」の作品で文政3年の奉納。
手水舎
御神木
鶴ヶ谷八幡神社 創立一千年式年大祭記念碑
館山市指定無形民族文化財の「筒粥神事」について書かれた看板。
筒粥神事は農作物の豊凶を占うために行われます。
「八幡神社の文化財」について書かれた看板。
「八幡神社の文化財」
養老元年創建と伝えられる品陀和気命他二柱を祀る鶴谷八幡神社は関東の三鶴八幡として鎌倉八幡と並んで知られている。往古より武神として、又、大衆神として厚く尊崇され現在でも安房地方での最も参詣人の多い神社である。
本殿は江戸期の作風を残す流れ造りで、享保四年(一七一七)の建立である。
(市指定有形文化)
この社の建築を物語る棟札が永正5年(一五〇八)以降三点残されていて里見氏との関係等も物語っている。
(市指定有形文化財)
拝殿向拝の各天井にはめこまれた百態の龍は安房の生んだ名彫刻師、後藤利兵衛義光の爛熟期の作品である。
(市指定有形文化財)
本社はもと安房国国府所在」の府中にあったものを鎌倉期に現在地に移したといわれ、九月十四・十五日の祭礼には近隣町村から十社の神輿が集まり総社のおもかげを残したにぎわいを見せている。
館山市教育委員会
平成元年一月
<境内立て看板より>
拝殿
向拝の彫刻
木鼻
拝殿向拝の各天井にはめこまれた「百態の龍」、これらの彫刻は後藤利兵衛義光の作品。
拝殿の中の様子
富士山信仰が厚かったことがわかる。
若宮八幡社
御祭神は仁徳天皇。
横から見た拝殿・幣殿・本殿。
社務所
社務所で御朱印がいただけます。
神輿蔵
鶴谷八幡神社の御神輿
安房神社遥拝殿
安房神社は館山市大神宮にある安房国一宮。
御仮屋
御仮屋には、9月の国司祭(やわたんまち)で、各神社から渡御してきた九社の御神輿が納められます。
左から
- 洲宮神社(館山市洲宮)
- 下立松原神社(南房総市白浜町滝口)
- 手力雄神社(館山市大井)
- 山宮神社(館山市東長田)
- 山荻神社(館山市山荻)
- 莫越山神社(南房総市沓見)
- 木幡神社(館山市山本)
- 高皇産霊神社(館山市高井)
- 子安神社(館山市湊)
安房神社遥拝殿と御仮屋の前で、神輿のもみさしが繰り返し行われます。
「やわたんまち」は安房地方最大のお祭りで、多くの見物客で賑わいます。
参道の両側に多くの露店が並ぶのも楽しみですね。
鶴谷八幡神社は地元住民に愛される歴史のある神社です。
ぜひ国司祭(やわたんまち)にお越しください。
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